「AIの養分」になる会社、「AIを営業マン」にする会社

知識提供コンテンツはAIに搾取される
ネット上に大量にあふれている「業務の進め方」や「ツールの選び方」といった一般的な知識は、AIが回答を生成するための養分です。AIが生成した回答を見たユーザーはその場で疑問を解決して立ち去り、あなたの会社名を見ることすらありません。時間と費用をかけて書いたコンテンツは、ただAIに消費されて終わりです。
しかし、AIが回答を生成する材料として利用されても意味のある情報もあります。それは「あなたの会社や製品についての情報」です。製品の正確な寸法、費用、納期、キャンセル時の返金規定、実際の導入事例など、あなたの会社の固有の情報は、AIに引用されても「あなたの製品やサービスを検討している見込客」に届きます。
見込客はAIに何を尋ねているのか?
購入を検討するときの相談相手として、検索エンジンやAIチャットを使う人々が急速に増えています。彼ら彼女らが意思決定の直前にAIへ投げる質問は、知識提供コンテンツで語られるような一般論ではなく、具体的な条件の確認です。あなたの製品やサービスが自分や自社の条件に合うかどうかを質問しているのです。
そのような自社やその製品やサービスについての質問では、自社サイト上で公開されている情報が重要な一次情報としてAIの回答で引用されます。もし必要な情報が自社サイトに書かれていなければ、AIは「公式な記載は見つかりませんでした」と回答するか、「その条件なら[他社の製品名]が適合します」などと競合他社を推薦してしまいます。
見込客が発するであろう質問には、次のようなものが考えられます。これらの質問に答える内容が、きちんと不足なくサイト上で公開されている必要があるでしょう。