米大手メディアCEOが警告「検索流入ゼロを前提に」一般企業はどう対応する?

検索流入が無くなる前提で事業を計画する
先月、かなり衝撃的なニュースが流れました。米コンデナストのCEOであるロジャー・リンチ氏は「検索流入がゼロであると仮定して事業を計画するよう社内に指示した」と、OpenAIのトーク番組「TBPN」のインタビューで発言したのです。
コンデナストはアメリカ発の多国籍メディア企業で、ヴォーグ(Vogue)、ニューヨーカー(The New Yorker)、GQ、ワイアード(Wired)など多数の媒体を紙とデジタルで運営しています。このような大手メディア企業が「ゼロクリック検索」を前提にして事業を計画するというのです。
リンチ氏は検索流入が完全に無くなると考えているわけではありません。しかし検索流入の割合は、すべての流入の1割未満まで落ち込むと予想しています。こうなるともはや検索は主要な流入経路ではありませんので、検索流入に頼らないメディア運営にシフトする必要があるというわけです。
Googleの目標は「回答だけが直接得られる検索」
今からおよそ15年ほど前の2011年11月、Googleは「検索の進化(The Evolution of Search)」と題した動画をYouTubeで公開しました。この動画には当時Googleの検索部門トップを務めていたアミット・シンハル氏や、当時Googleのフェローを務めていたベン・ゴメス氏が出演し、検索の進化について語っています。
ここで語られたことをまとめると、Googleが目指している検索とは「自然な言葉で質問することで必要な情報だけが直接得られる検索」となります。これはまさに、いま私達が見ている「AIによる概要」です。遅くとも2011年11月までには、ゼロクリック検索はGoogle検索の目標として掲げられていたのです。
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