間違うな! E-E-A-Tは「何を書いたか」ではなく「誰が書いたか」を評価する

多くの人が「E-E-A-Tはコンテンツに追加するもの」のように理解しているようですが、これは誤りです。E-E-A-Tはコンテンツを評価する指標ではなく、コンテンツ著者を評価する指標だからです。今回のニュースレターでは、よくあるこの誤解を解き、着実にE-E-A-Tを高めていく方法をお伝えします。
住 太陽 2026.04.22
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E-E-A-Tはコンテンツの評価ではない

あなたがもし「E-E-A-Tはコンテンツの評価である」と認識しているならそれは間違いであり、あなたは大きな損をしています。E-E-A-Tはコンテンツ品質そのものを評価する指標ではなく、コンテンツの著者および掲載ウェブサイトの信頼性を評価するものです。

言い換えればE-E-A-Tは「何を書いたか」ではなく「誰が書いたか」を評価するものです。「コンテンツに書かれていることは信頼できるか」ではなく「コンテンツを書いた人は信頼できるか」を評価するのです。とはいえ、僕のいうことだけでは信用できないかもしれませんね。証拠をお見せしましょう。

ガイドラインには何が書かれているか?

すでに見慣れた次の画像は、Google検索品質評価ガイドラインの3章4項、E-E-A-Tについて説明した部分です。画像の中で赤線で示した部分は、E-E-A-Tの各項を簡潔に説明した文にあたります。なおその部分の和訳は画像のすぐ下に掲載しましたので合わせてご覧ください。

まずは表で説明されているE-E-Aの部分に何が書かれているか見てみましょう。直訳に近い形で和訳したのが以下のものです。

  • Experience 経験 ── そのトピックに必要な実体験や人生経験をコンテンツ著者がどれくらい持っているかを評価してください。

  • Expertise 専門性 ── そのトピックに必要な知識やスキルをコンテンツ著者がどれくらい持っているかを評価してください。

  • Authoritativeness 権威性 ── そのトピックに関する主要な情報源としてコンテンツ著者やウェブサイトがどれくらい知られているかを評価してください。

上記を満たすコンテンツ著者が書いたか、または上記を満たすウェブサイトに掲載されたコンテンツであれば、その正確性や誠実性や安全性について信頼することができる、というのが次のTrustです。

  • Trust 信頼 ── そのページがどれくらい正確で、誠実で、安全で、信頼できるかを評価してください。

まとめるとE-E-A-Tとは、実体験または専門性またはその両方を持ち、主要な情報源として有名な著者が書いたものであれば、コンテンツは正確で誠実であると信頼できる、というものです。また、Google 検索セントラルの記事「有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成」には次のように書かれています。

コンテンツの作成者が誰であるかを明確にしている場合は、E-E-A-T のコンセプトに沿っており、成功への道のりを歩んでいるといえるでしょう。

有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成 | Google 検索セントラル

E-E-A-Tはコンテンツ著者その人の固有の特性であり、後付けで追加したり、他者が代行したり納品したりできるものではありません。個人的には、その人を信頼できるかできないかというときに、粉飾や代作はあってはならない読者への裏切り行為だと思います。

中小企業のサイトに権威性はない。ではどうする?

E-E-A-Tは先に説明した Experience(経験)や Expertise(専門性)の内容からわかるように、主にコンテンツの著者の特性です。それと同時に、Authoritativeness(権威性)で説明したようにウェブサイトの特性でもあり得ます。

しかし権威性がウェブサイトの特性になり得るのは大手メディアなどごく一部に限られ、一般的な中小企業は除外して考えるべきでしょう。一般の中小企業のウェブサイトがマスコミなどの大手メディアに比肩しうる権威性を持つことなど現実的ではないからです。

しかし中小企業であっても、社長がコンテンツ著者を務めるのであれば、高いE-E-A-Tを獲得することも十分に可能です。むしろ、中小企業においては社長のE-E-A-Tのほかに勝負になるポイントなどありません。なぜなら、著者のE-E-A-Tとは次のようなものだからです。

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続きは、1821文字あります。
  • 著者のE-E-A-Tとは具体的にはどんなものか?
  • 著者名が「○○編集部」では意味がない
  • コンテンツ著者としてE-E-A-Tを高める

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